展示をする際はブログを書こうと思って、早速前の展示の時にやぶってしまったのですが(正確には書いていたのに、wixの謎ブログをスマホで上げる方法がわからず面倒になった)今回のブログにも通ずることがあるので合わせて書こうと思っています。
TPCのリゾットの回で、Bibbyのアバターの話でもでてきたのですが、作家が作品以外でも前に出た方がいいのかどうかトピックです。(正確には制作の裏側を見せるべきかという話だったので聞いてほしいのですが、まだ私が絶賛編集中です。近日中に公開します!)これについては、結局作家によって千差万別だなと思うのですが、結果的に私は今出した方が楽になったかなというべきかもしれません。
作品を積極的に発表したころ、たぶん大学4年生あたりは、自分のコンセプトや思ってることは作品に詰め込んでいるのでそれを見てくれればいい、私を見る必要はないと思ってました。また自分自身が前に出ることは、プライベイトな部分が消費される辛さがありました。加えて当時は作品自体にあまり自分自身のことが含まれておらずかートゥンの運動にフォーカスを置いていたのですが、徐々にキャラクターの同一性に興味をもち内容が変わっていきました。今思うと私にとって大切だったのは、おそらくキャラクターやかートゥンではなく、サンプリングという行為自体だったと思います。そこから徐々にシンボルからアレゴリー へ、今回の日記にものせたベンヤミン の「歴史の天使」のような忘れられて歪められた過去から今を生きるヒントを探索するといった普遍的なテーマに変わっていきました。そういう経緯もあって「そんなに自分と切り離す必要があるのだろうか」と変化してきたんだなと思います。
逆説的にですが、自分からプライベイトな部分を出すことによって、結果無駄に詮索される部分も減った気がします。
また自分自身がコミュニケーションがあまり得意ではないこともあって、こうやってブログやyoutubeを上げることは、私みたいなコミュニケーションが苦手な人にとってまさに最適だと感じています。自分のフィールドに持ち込めるから!
加えて他者のパーソナルなことを展示することは人に土足で踏み入るようで、躊躇した部分があるのですが、結果的に作家になってから出会った作家さんと個人的なコミュニケーションができるようになってうれしく思っています。技術的な面だけで作品は成り立っていないと思うので。
天使を出していただいた、考えていただいたみなさんどうもありがとうございます。
あと、普通にnoteとか使った方がいい?って気持ちが少しちらつきます笑
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