wimp solo exhibition [GHOSTS].

[November 10-November19 ,2020]

「寓話」はシンボルを分解する方法として最適な方法である。寓話は作者不明のものが多く、口頭で伝承されることで話の真意は変わらないものが多いかそこに登場する生き物はしばしば土地や風土に合わせて変化していく。
そして「寓話」そのものが「反復」の行為であり、反復が起きれば起きるほど物質の輪郭は曖昧になりズレが生じる。しかしこのズレこそが物事の本質を見極める方法ではないかということを提唱してみたい。

「迷路」は寓話と反復がおこす「ズレ」を受け入れ迷い込むための道となる。この展示を亡霊に眼差しを向ける迷路となる装置として位置付けしたい。そしてこの「ズレ」こそが、アニマから言葉を導くならばこ「亡霊」である。

最初からゴールを目的に走り抜けるのではなく、迷路をスタートした時、亡霊を探し続けることで必然とゴールに繋がるような道の迷い方をする。
この亡霊を探す行為は現代の明るい空で星を探し、さらにはその星々を繋げて星座を探すような困難な作業かもしれない。けれども星座には決まって多くの「神話」が付随している。神話には理がある。多くの先人たちは生活の中ですでに空に線を描き形を見出している。
亡霊は追いかける行為は、無限にある星の中で星座を見出すのと同様に今は見えないが必ずそこにあるものである。この世界でよそ見をして、波に飲まれて死なないように迷路に迷う。

All photo by Aya SUZUKI

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